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【春プロリーダー紹介】児童養護施設の子どもとの交流キャンプ 沼田 あづ美(立命館大学3年)

 こんにちは!
 児童養護施設の子どもとの交流キャンプ、通称「子ども隊」でプロジェクトマネージャーを務めます、大阪茨木クラブ3年の沼田あづ美です!

●どんな活動?
 新潟県長岡市にある児童養護施設・双葉寮。
 子ども隊では双葉寮の子どもとの交流を通して、子どもにとってこの先の未来を生きていく支えになるような一生の思い出を作ることを目指して、活動を行っています。

 児童養護施設では、虐待や親との死別、貧困などの理由で家庭での養育が困難だと判断された2~18歳の子どもが暮らしています。複雑な家庭環境で育ってきたことから、彼らは「自己肯定感が低い」「感情のコントロールが苦手」「他者との適切な距離感が分からない」など、様々「生きづらさ」を抱えています。
 また、中学校や高校を卒業して施設を対処すると、彼らは急に、社会に1人放り出されます。私たちのように、相談できる親や簡単に頼ることができる大人はおらず、一人で社会を生きていかなければならないのです。

 虐待の連鎖、貧困率の高さ、自殺率の高さ…。大人になっても続く「生きづらさ」を抱える彼らは、私たちよりも「生きるのをやめる」という選択肢が身近にあります。

 それでも、私は、彼らに生き抜いてほしいと強く思っています。

 今回の子ども隊は、3月6日から9日の3泊4日間、学生30名程で活動します。愛情に溢れた環境で、自己肯定感や自信に繋がる企画を通して、子どもにとって一生の思い出となる時間を過ごします。年齢があまり離れていない私たち大学生だからこそ、子どものロールモデル・憧れになり得ます。

 子ども隊を通して、子どもが生き抜く力を身につけることができるように。子ども隊が、その先の未来で子どもの支えになれば。そんな思いを胸に、子ども一人ひとりと向き合います。

●参加したきっかけ
 子ども隊は、2010年の始動後、コロナを機に一度は途絶えてしまった活動です。コロナ禍で対面で活動することができない中、子ども隊でできた関係性を活かして子どもの力になろうと始まったのが、オンライン学習支援でした。

 私は、中学生の頃から虐待のニュースや児童養護施設を舞台にした小説に触れ、児童養護施設の子どもの力になりたいという漠然とした思いを抱いてきました。大学入学後に入ったIVUSAで児童養護施設の子どもを対象にしたオンライン学習支援活動があることを知り、「これだ」と思って参加したことが、この活動に関わり始めたきっかけでした。

 オンライン学習支援や、双葉寮で3日間を子どもと共に過ごす対面活動に関わる中で、コロナ以前に行われていた子ども隊の存在を知り、復活させたいと思うようになりました。 

 子どもの人数よりも大学生の人数が多い環境で、子どもが大学生から十分な愛情を受け取り、「自分をずっと見ていてくれる」という安心感を得ながら関係性を築くことができていたこと。
 宿泊を伴う非日常的な体験によって、子どもの一生の思い出となるような時間を共有できていたこと。
 達成感を得られる企画を通して、子どもの自信に繋げていたこと。
 年齢が近く、親しみやすい大学生だからこそ、子どものロールモデルとなっていたこと。

「何としても子ども隊を復活させたい」
「『生きるのをやめる』という選択をしそうになった時、子ども隊を思い出してその選択を踏み止まることができるような、そんな活動になるのでは」
「子ども隊の経験や子ども隊で身につけたことが、彼らが未来を生きる支えになるかもしれない」

 そこから復活のために動き続け、無事、この夏に子ども隊を再開することができました。

 復活から2回目の今回。
 子どもが今や未来を生き抜く支えになるような活動を、仲間と共に全力で作り上げていきます。

●ここがおススメ!
 感情が揺さぶられる、忘れられない4日間。

 子ども隊を復活させることができた前回隊、涙脆さとは程遠い私ですが、涙をこらえることができませんでした。

 別れ際の子どもたちの涙。
 活動中はそっけなく、楽しめていないのではないかと心配していた子どもの「俺、IVUSAになる」という言葉。
その言葉に涙する隊員たちの姿。

 それは、隊員全員が子ども一人ひとりと真正面から向き合い、子どものことを本気で考えたからこそのものでした。

 子どもが心に負った傷を癒す。子どもの未来を明るいものにする。
 施設の職員さんでも親代わりでもカウンセラーでもない一学生の私たちには、そんな大それたことはできません。

 それでも、一学生の私たちだからこそ、できることがあります。
 目の前の子どもを笑顔にすること。子どもと真摯に向き合い、関係性を築くこと。愛情に溢れた環境を実現し、自己肯定感に繋げること。

 子どもたちにとって、この先の未来を生き抜く支えになるような思い出を作る子ども隊。
 忘れられない時間がここにはあります。