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3月9日から13日まで、学生116名と事務局1名で実施いたしました。
初日は福島県にある原子力伝承館の見学をしました。福島第一原発事故という複合災害の実態や復興の歩みについて学習しました。また、フィールドワークとして大地の塔・みんなの図書館・被災家屋を見学しました。お寺ボランティアセンターの渡邊隆弘さんから、「正直、津波を舐めていた。もう、これだけの被害を起こしてはいけない」とお話があり、想定外を想定外にしないよう、私たちが身近な人たちに伝えていく必要があると感じました。
夜は普門寺にて結団式がありました。幹部の4人とお世話になる普門寺の坂野文俊住職からどのような姿勢で活動に臨んでほしいかをお話しいただきました。
2日目は、講演会に参加しました。地域の方から、被災当時のお話を伺いました。「自分の知る花釜地区がない」という言葉と涙をこらえながら語る姿が印象に残っています。災害による人々の分断と出会い、葛藤、混乱が被災者を苛ませ、時には人の輪を広げることを学びました。より震災の解像度を高めることができました。
午後は、3月11日の追悼式・点灯式に向けて準備をしました。 竹灯篭を作成し、大地の塔・みんなの図書館に並べました。普門寺では、骨塚の清掃・整備をしました。お地蔵さんに赤いエプロンを掛け、御霊を迎える準備をしました。
3日目は3月11日。震災当日の活動でした。午前中は2つのグループに分かれました。 中浜小学校を見学した学生は、「思っていた以上に波が高かった」など、視覚的にも被害の実態を知りました。骨塚では、新しい石碑の除幕式が行われました。この石碑には、IVUSAの名も刻まれており、先輩方が守り続けてきた想いを感じ、いま山元町で活動できていることが当たり前ではないと実感しました。
午後は追悼式・点灯式に参列しました。追悼式では、学生もお焼香をあげて震災に思いを馳せました。点灯式では、地域の方から「ありがとう」とお声がけいただいたり、当時の話を伺ったりする機会となり、15年という時間への感じ方が学生と被災者との間で大きく違うことが感じ取れました。夜のグループミーティングでそれぞれが感じたことや考えを共有しました。
4日目はニーズとして挙がっていた、畑の整備をしました。回収した柳は今後地元の方々との商品開発の場で活用予定です。ぬかるんだ、もともと田んぼだった地での活動であったことから、坂野住職から、水害の現場を想定しながら、工夫して活動してほしいとお話がありました。
午後は畑整備を続行するグループと、災害実技講習で工具の使い方を学ぶグループに分かれて活動をしました。災害実技講習ではインパクトドライバーや手のこなどの正しい使い方を、実践を通して学びました。
活動最終日は、最後の班ミーティングで今後の人生にこの活動をどう活かすかを議論しました。幹部からは、「このプロジェクトが今後どのようになるかがはわからないが、みんなで山元町に残せるものを探していってほしい」との話がありました。解団式では地域の方から、「山元での経験をどう活かすかだ」と力強いお言葉をいただきました。
震災から15年。被災者や被災した地域を知ろうとすること、知った上でどう行動していくかが重要だと感じたという意見が隊員からもみられました。4年生の学生は今回隊で活動を終えますが、今後も山元町や震災に向き合い、学生の元気を届け続けます。
バスの出発の際には、地元学生や地域の方が温かく送り出してくださいました。「ただいま」とまた言えるよう、夏の活動に向けても準備をしていきます。