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立命館大学で活動報告をしました。

 4月27日、立命館大学で震災支援活動報告会「テレビではわからない 被災地の現在(いま)と未来(これから)」が立命館大学ボランティアセンター主催で開催されました。IVUSAは現地に行った学生として、テレビではわからない現地の生の情報を届けて欲しいという要請をボランティアセンターの方から受け、4次隊に参加した学生2名が活動報告を行いました。

 IVUSAの団体説明をし、これまでの東北に対する災害派遣の概要を説明した後、4次隊で行った家財の運び出しや、ヘドロかきの様子などを写真を使って説明していきました。また、現地の方の声を届けることで、確実に関心が薄れてしまっている関西でできることをやっていきましょうということを訴えました。

 世間一般の方にはボランティアが何をしているのかがなかなかわからなかったようで、学生でもできることがあるということを紹介できたかなと思います。UST配信を通して約200名以上の方にご観覧いただき、「テレビではもう人出が余っているや救援物資があふれているといったことしかわからず、もう支援はしない方がいいのかと思った。しかし、今は救援物資が食料品から日常品に代わるなどニーズの変化などがあり、また2ヶ月たっての新たな問題がでてきたのもわかってよかった」という声や、「普通の学生である自分にできることはなく、家族を失われている方と話すことはできないと考えていたが、動くことが大切であるということを感じた」といった声を聴くことができました。

 関西では基本的に後方支援を行っている団体が主で、ポータルサイトの運営をしてボランティア情報や支援物資情報を集めたり、募金やチャリティ活動をしたりしている団体がありました。中には、たこ焼きを焼きに東北を訪れた団体もあり、関西らしさを活かしたおもしろい活動だなと感じました。
 ですが、現地に行って自活できる学生団体はIVUSAしかなく、他団体の方からもスキルや経験の高さを評価していただきました。災害救援スキルを持っていて、いつでも動ける学生団体である私たちが今動くことは非常に価値の高いことであり、責任のあることであると感じました。

 関西から被災地に行った学生は少なく、現地の様子を伝えることができるのもわたしたちの重要な役割だと考えていますので、今後大学内外問わず災害への支援を訴えていければなと思っています。今は、立命館の「311+Rnet」という団体に入って、現地での活動報告を学生向けに行っています。(立命館大学4年 松尾 志織)