NPO法人国際ボランティア学生協会公式ウェブサイト

会員の方はこちらから

>ID/パスワードを忘れた方はこちらから



台風12号災害救援活動の様子が新聞で掲載されました。

■中日新聞18面(くろしお版)@9月17日 
「大学生 土砂除去に汗  京都などからボランティア 熊野」
 台風12号による大雨で大きな被害を受けた熊野市紀和町小船地区で、京都府や滋賀県などの大学70人が16日、被災した家屋や道路の土砂を取り除くボランティア活動をした。
 NPO法人「国際ボランティア学生協会」が呼び掛けた。学生らは午後、マイクロバスで小船地区に到着し、新宅次郎区長(63)から被災状況の説明を受けた。その後5~6人ずつグループに分かれて、雨の振る中、被災した家屋内や道路の側溝にたまった土砂を取り除いたり、使えなくなった家具を取り出したりした。
 立命館大学3年の上堂由貴さん(20)は「もうすぐ2週間たつのに、土砂や流木がかなり残っていて驚いた。やることは多いが出来ることを少しずつやっていきたい」と話した。
■吉野熊野新聞2面@9月18日
  頼もしき学生パワー IVUSA70人が支援に
 豪雨災害からの復旧へ様々な団体、個人ボランティアが続々と南紀地方入り。流木の撤去や泥のかき出し、清掃、炊出しなど広範囲にわたる作業で住民を喜ばせている。
 そんな中、全国各地の災害救援など豊富な経験をもつ大学生による団体「IVUSA(NPO 法人国際ボランティア学生協会)」が8日から熊野市を訪れ、熊野市の災害ボランティアセンターに登録。金山町の県立少年自然の家や紀和B&Gセンターを宿舎とし、井戸町や有馬町、紀和町などで活躍している。
 同団体は関東で約1000人、関西では約400人の会員が在籍。今回は会員の祖母宅が井戸町にあることもあり、関西の会員が中心となって熊野へやってきた。
 井戸町や有馬町では住宅の床下に溜まった泥のかき出しや石灰散布作業を中心に行い、16日から18日までは70人が紀和町へ。壊滅的な被害を受けた小船地区を中心に作業を行った。
 学生らは東日本大震災の被災地でも救援活動を行っており、実績、経験とも豊富。移動費や宿泊費、食費なども自分たちでお金を出し合って工面しているという。
 支援された人は「若者が一生懸命に作業をしてくれる姿に涙が出ました。本当に嬉しかったです。ありがとう」などと感謝した。
 学生たちに帯同している理事の外木絢子さんは「住宅の床下に泥が溜まるど見た目ではわからない被害も多い。高齢者の方などは除去作業が大変。少しでもお役に立てればおちう思いでやらせていただきました」などを話していた。
■吉野熊野新聞3面@9月18日
「乱筆ノート」
 台風12号で被害を受けた熊野市、南郡には連日多数のボランティアがやってきてくれている。8日からは大学生による団体「IVUSA」の
メンバーが熊野市入り。自然の家、紀和B&Gに寝泊りし、二十才前後の若者がいたるところで元気パワーを発揮している。自分が二十才だった20年ほど前、日本はバブル景気が最高潮に達していた頃。「3K」という言葉がはやった。「高学歴」「高収入」「高身長」が良いほう。「きつい」「きたない」「キケン」が敬遠したい3K。「結婚相手は”良い3K”が条件。違うほうの3K男はカンベンね」などとブランド品をチャラチャラさせていた女子も少なくない。日本全体が夢を見ていたのか、とにかく自分も含めまわりも浮かれていた人間が多かった。
 16日早朝、紀和B&Gを訪れると「IVUSA」のメンバーが「おはようございます!」と明るい笑顔で玄関から飛び出してきた。出発前なのに土のついた作業服を着た女の子もいる。節水協力のためか、おそらく前日の作業後から干した程度なのであろう。なんともたくましく、頼りになる平成生まれの大学生達。そんなことで”3K”という死語になりつつある言葉をふと思い出してしまった。