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表浜Blue Walkに参加しました

 表浜BLUEWALKは、虹のとびらという団体が 愛知県渥美半島に広がる表浜海岸50km全域を10日間かけて清掃する活動で、今年は8月15日から24日まで行われました。
 表浜では毎年アカウミガメの産卵が見られますが、近年ゴミ問題や浜の人工化などで、産卵行動が阻害され、砂浜を何時間もさまよい、その挙げ句にブロックに挟まり死んでしまう事もあります。
 私たちIVUSAは今回参加者として23名で最後の3日間(8月22日から24日まで)、参加させていただきました。その中で、私たちIVUSAとして意識したことは、他団体の活動に参加するということもあり、これからも協働していけるようなパートナーシップを築くことでした。

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 1日目はお昼からの参加となりました。まず、10日間参加者が繋ぐタスキの受け渡しがありました。その後ゴミ分別の指示があり、気合いをいれてスタートしました。この日は非常に暑かったため熱中症に注意しながら作業しました。最初、運営スタッフもIVUSAも一般参加者もお互い戸惑いを隠せない感じでした。
 この日のゴミ拾いの成果は、参加人数が10日間のなかで一番多かったからか、1日平均250~350キロに対して、639キロを記録しました。

 2日目。朝からBW(Blue Walk)ビクスという踊りをみんなで踊って、宿舎から現場に移動しました。
 2日目は、浜では敬語禁止というルールが設けられました。このルールによってみんな少しは打ち解けられたのではないかと思います。お昼は、浜にテントを立ててお弁当をいただきました。昼からは、満ち潮になってきたため波に注意しながら作業しました。
 2日目は、敬語禁止だったり、チーム対抗ゴミ拾い大会があったり、宿舎でのワークショップがあったり、話す時間がたくさんあったので、 お互いを理解し打ち解けた感じがしました。
 この日のゴミ拾いの成果は、140袋473.9キロでした。

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 3日目。最終日。雨が心配されていましたが、何とか活動をすることができました。午前中はテトラポット周辺や岩場のゴミ拾いをして、昼からはゴール地点である恋路ヶ浜の清掃をしました。ゴール地点ではIVUSA、虹のとびら、一般参加者関係なく打ち解けあっていて、みんなそれぞれ写真を撮りながら達成感を味わっていました。
その後、表浜を一望できるホテルのお風呂につかり、宿舎に戻って打ち上げをしました。そこで、IVUSA側から3日間のムービーと色紙を運営側の虹のとびらさんに渡しました。

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 この活動ができたのは、他団体である私たちを迎えてくださった虹のとびらさんのおかげです。ありがとうございました。 また来年も一緒に活動したいと思います。(龍谷大学2年 半田 理奈)

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【プロジェクトリーダーより】
 IVUSAではない団体が主催している活動に参加させていただくという、IVUSAとしてはちょっと珍しい活動であり、私にとってもはじめての試みでした。
しっかりとBLUE WALKのスタッフの方たちと交流ができるのか、IVUSAの良さも出していけるのかなど、不安はありました。しかし当日、海岸を目の前に合流した時に、向こうのスタッフの方のまぶしい笑顔に不安は吹き飛びました。

 一緒に活動させていただく中で、BLUE WALKという活動は私たちとしても大変やりがいのあるもので、スタッフや一般参加者の方たちと3日間という時間の中で濃いコミュニケーションが取れたと同時に、表浜に広がるゴミ問題に共に立ち向かっていこうとする”絆”も生まれました。普段は違うフィールドでいる様々な人たちが、表浜に広がるゴミを無くそうという思いから、立ち向かい一つになることができました。

 私はIVUSA参加者のリーダーとして参加し、行く前はどうすればこの表浜のゴミ問題を解決できるか悩みましたが、この活動を通して社会で起こっている問題に対して、この目には見えない”絆”が解決への大切なものなのではないかと思うようになりました。

 たとえ違う団体同士でも、たとえ年齢が違っても、たとえ普段の生活圏が違っても、問題に対して、解決しようという同じ気持ちがあれば、何か変化を起こしていけるのではないか、と、そんなことを学ばせていただきました。
 しかし、表浜のゴミ問題については、まだまだ知らなければならないことや、続けていかなければならないことがあり、そこにはまだ問題が広がっています。
 私も今年の一次隊のリーダーとしてはもちろん、一人の学生として、人間として、来年もこの活動に参加していきたいと思っています。

 最後になりましたが、今回このような機会を頂いた、虹のとびらの皆様とBLUE WALKのスタッフの皆様にこの場を借りてお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。(龍谷大学3年 泉 勇作)