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第11回川づくりフォーラム-里中河川から赤野井湾へpart2-で発表しました(立命館大学BKCクラブ)

 2月16日、滋賀県守山市の守山市コミュニティー防災センターにてNPO法人びわこ豊穣の郷さんと守山市主催の「第11回川づくりフォーラム-里中河川から赤野井湾へpart2-」に発表者として参加させていただきました。

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フォーラムの様子

 まず始めにNPO法人びわこ豊穣の郷さんからオオバナミズキンバイ除去大作戦の活動報告をしていただきました。また、今後は資金確保や処分方法が課題となり市民と行政の連携が大切になるとおっしゃっていました。

 またフォーラムでは、立命館大学の久保 幹教授による基調講演、守山市で環境活動をしている団体や企業、子どもや学生が日頃の水環境に対する取り組みの成果や課題を共有しました。

 久保幹教授の水草の堆肥化についての発表では特にビジネス化が非常に興味深かったです。堆肥化に成功したとしても使ってもらえなければ意味がありません。バイオディーゼルのように日常的に使われるためにはただ環境に良いだけでなく、ビジネスとして成立させ、官民が一体となって取り組んでいかなければならないと感じました。

 小学生からは私たちが守山市赤野井湾で活動するときいつも見ているヨシの歴史や働きについてとても詳しく調べて発表していただきました。オオバナミズキンバイにだけ目を向けた活動ではなく、琵琶湖の生態全体に目を向けて活動する必要性を感じました。

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小学生の発表

 中学生からはヨシ生育の面積計測方法などについて発表していただきました。京都大学の教授に教えてもらった面積の計算方法をただ受け入れるのではなく、自分たちにあった計算方法を自分たちで考えて試行錯誤していく姿に感動しました。私たちも教えてもらったことをそのまま受け入れるだけではいけないと感じました。

 私たちからは今年度計7回実施してきたオオバナミズキンバイ除去活動の報告、そして3年以内のオオバナミズキンバイの完全除去の課題に対して、今後に向けてどうするべきかをIVUSAならではの取り組みを交えながら提案させていただきました。

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発表の様子

 発表後には「もう少し詳しく教えてほしい」という声や、「安全面などの課題もあるのではないか」という意見などをいただくことができ、このオオバナミズキンバイの問題は地域が一体となって取り組まなくては解決できないと参加者全員が感じているのだととても感じました。

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発表後に意見交換

 今回はこのような発表の場を与えていただき、誠にありがとうございました。発表の場をいただいたNPO法人びわこ豊穣の郷さん、フォーラムで発表していただいた皆様、そして足を運び聞いてくださった皆様、本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。(滋賀大学1年 谷 清隆)