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三重県熊野市小船地区梅祭り活性化活動

 3月1日、2日に三重県熊野市小船地区梅祭りの運営サポートを行いました。
 1日目は、熊野古道が世界遺産10周年を迎えることもあり、熊野古道の観音堂にある清水寺という廃寺の撤去活動を行いました。
 IVUSA学生20名、東紀州の地域活性化を目指している熊野レストレーション6名、熊野古道を保全されている現地の方13名の、計39名で活動を行いました。
 世界遺産10周年を迎える熊野古道なので、綺麗にしたいと言うニーズの下、廃寺の撤去活動を行いました。本来の予定より撤去活動が早く進み、新たに景観をよくするため木材や瓦を運ぶなどの作業を行うことができました。作業終了後、熊野市大泊町区長の向井弘晏さんから、「今日は本当にありがとう」や「君たちの安全が1番大切だ」などと言って頂き、現地の方の暖かさを感じられました。

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廃寺撤去前と後

 夜は、カウンターパートの熊野レストレーションの方々と一緒に鍋を囲い、その後、交流会を行いました。そして、熊野レストレーション代表、端無徹也さん自ら「自分の事を考える」ワークをしてくださり、参加者は自分の出来ることを考えました。
 最後にミーティングをして、翌日の梅祭りのお手伝いについての、諸連絡を受けました。その時、私たちは、小船地区区長の新宅次郎さんが言ってくださった「あいさつ運動を通じたおもてなし」を忘れずに活動すると言う事を再確認しました。

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交流会の様子

 2日目は、梅祭りの運営のお手伝いをしました。
 IVUSA学生20名、現地の方14名、計34名で梅祭りの運営を行いました。
 この梅祭りは、小船地区のシンボルでもあり、小船地区が小船地区であり続ける大切なお祭りです。16人しか住んでいない小船地区に毎年約3,000のお客様が来てくださるお祭りで、今回もあいにくの雨にも関わらず、多くのお客様が来て下さいました。
 特に最後の「餅まき」では、大人から子供まで、無我夢中でお餅を取り合い大盛り上がりでした。また、私たちは、現地の方と何気ない会話で交流することができ、非常に貴重な体験をできた活動でした。(龍谷大学1年 森 優太)

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梅祭りのお手伝いの様子

【プロジェクトリーダーより】
 2日間の活動を終えてIVUSAが地域のためにどれだけ力になれたのか、もっと出来ることがあったのではないかと反省することもあります。しかし、大泊区長さんや小船区長さんから「今日はありがとう。本当に助かった。今後もよろしくね」というお言葉をいただことができ、学生として少しではありますが力になることができたのではないかとも感じています。
 私はこれで最後の活動になりますが、先輩方が築いてきた関係を今後は後輩達が受け継ぎ、これからもIVUSAと熊野の関係を築いていって欲しいです。(立命館大学4年 羽根田 知英)