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2014年度第2回新潟県長岡市栃尾地区ふるさとづくり活動

 5月30日から6月1日まで学生17名が新潟県長岡市栃尾地区にて、「つなげる」というコンセプトのもと活動を行いました。このコンセプトには、栃尾と学生の繋がりがこれからも続くように、そして栃尾が好きになるようにといった想いが込められています。

 1日目はまず結団式を行いました。自己紹介から始まり、栃尾について学び、隊員の仲を深めると共に隊への意識を高めました。
 その後新宿から約3時間かけて活動の拠点となる古民家に到着し、明日からの活動に備えて就寝しました。

 2日目の朝は半蔵金集落の方々とひまわりの植栽を行いました。
 このひまわりは、2004年の新潟県中越地震の復興のシンボルとして植えられるものです。阪神淡路大震災の仮設住宅で育ったひまわりの種が栃尾に届き、今でも植え続けられています。私たちはその想いを忘れずに、畑一面にひまわりの種を植えました。
 作業終了後の交流会では、栃尾名物の栃尾揚げを食べたり、よさこいソーランを披露したりしました。半蔵金集落の方々の笑顔が見えて、交流を深めることができたと思います。

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ひまわりを植栽しています

 午後はとちお同住会の方々と古民家周辺の畑にひまわり、大根、ほうれん草等を植えていきました。同住会の方々の丁寧なご指導のおかげで、強い日差しの中の作業でしたが円滑に進めることができました。
 夜には、同住会の方々と一緒に交流会を行い、とても貴重な時間を過ごしました。

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畑作業をしています

 活動最終日の3日目は、地元のNPO法人UNEと一緒にフィールドワークをしました。
 今回は「村の宝探し」という一之貝集落を地域の方々と散策しながら写真を撮り、終了後プロジェクターを使って一之貝で見たものを発表しました。
 UNEとの交流会では、料理を振る舞ってもらい、学生もよさこいソーランを披露しました。

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 午後は古民家に戻り、大掃除をしました。
 清掃終了後は3日間を振り返り、栃尾への想いを語り合いました。
 その後古民家を出発し、無事全員が新宿に到着し、3日間の活動を終えました。(神奈川大学2年 平岩 智行)

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【プロジェクトリーダーより】
 今年は新潟県中越地震から10年という節目の年です。今回地元の方々とひまわりを植える活動を通して、学生の心の中にも中越地震を忘れない、風化させてはならない、という気持ちが改めて芽生えたのではないかと思います。
 そして活動を通して一番強く感じたことは、地元の方々は僕たちが来ることをとても楽しみに待ってくれているということでした。これからひまわりが咲く頃になると長岡祭りがあり、栃尾祭りなどもあります。これからも自分たちにできることを一生懸命行い、栃尾を盛り上げていけたらいいなと思います。半蔵金、同住会、UNEの皆様、本当にありがとうございました。(東洋大学3年 鈴木 健悟)