私たちが活動を行う際に、寝泊まりしているのが、
築100年の古民家です。
この古民家は、以前には、蚕を飼っていたこともあり、
かなり大きな建物です。しかし、震災や豪雪などにより
かなり老朽化が進んでおり、「古民家」というよりも
「廃墟」に近い状態でした。
私たちはこの古民家を「梁山荘」と名付けました。
そして、この場所が人が集まる拠点とすることを目的に
寝泊まりをしながら住民の指導のもと、
修復を行っております。


栃尾にある大平山は、古くから人と自然が
共生してきた「里山」ですが、時代の流れ・生活様式の
変化によって利用形態が変化し、
山は荒廃しつつあります。
かつては、民間の所有でしたが、社会情勢の変化に
よって、市が譲りうけました。
そこで、私たちは森林の持つ自然環境や治水機能
による水害からの防災のために、行政や建築組合、
森林組合の方々と協働し、森林を整備し、
人と自然が触れ合う「森づくり」をおこなっております。


私たちが活動を行う新潟県長岡市栃尾地域は
全国有数の豪雪地帯です。地域の助け合いが
強い地域ですが、過疎化、高齢化の影響で、
自力で対応することか困難になっております。
私たちの栃尾での活動は、中越地震で出来た
仮設住宅での除雪ボランティアが原点です。
その原点を忘れることなく「(除雪)ボランティアする側」
「される側」ではなく、地域の一員として、
毎年、住民の方と共に除雪ボランティア活動を
行っています。