
新潟県長岡市栃尾。
ここには首都圏から年間500人以上の学生が2年連続で訪れています。訪れているのはNPO法人国際ボランティア学生協会(IVUSA)に所属する学生たちです。
その学生と栃尾との出会いは『中越大震災』がきっかけでした。
IVUSAは、北海道南西沖地震や、阪神・淡路大震災などでもボランティア活動を行うなど、「災害ボランティア」を活動の柱の一つとして掲げ、設立当初から被災地での救援活動を行っている団体です。さらに、私たちIVUSAのOBであり、非常勤事務局員を務める桑原望(長岡市議)が長岡に在住していることもあり、中越隊震災発生当初から被災地での活動を開始していました。
しかし、私たちが長期に渡る活動を行う中で見えてきたのは、震災よりもある意味で深刻な地域の衰退、過疎化でした。この問題を解決するためには、これまでのような活動ではなく、地域を絞って、地域の住民と学生が顔の見える関係になる必要があると考えました。
こうして、地域とつながるために何を行なっていくかを検討しながらのプロジェクトが一歩づつ始まっていきました。
※NPO法人国際ボランティア学生協会(IVUSA)
IVUSA(イビューサ)(http://www.ivusa.com/)は、1993年より活動を開始し、2002年にNPO法人として認証された、国際協力・災害救援・地域活性化・環境保護を活動の柱に掲げる学生ボランティア団体です。
現在では首都圏や関西地域を中心に約1800名、100大学の学生が所属しています。
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