カースト制度
約3000年程前、北インドに進入してきたアーリア人は民族・職業別に約2000もの階級区分があるカースト制度を作り上げ、インドのヒンドゥー社会では非常に強い影響力を持って、人々を束縛し、社会の掟の基礎をなしている。一度決められたカーストはどんなに努力をしてみてもそこから決して抜け出せない。カースト制度で特に問題とされるのが、いわゆる不可触民の存在である。カースト内の位置すら与えていないこの不可触民の人たちは、触れただけ(あるいは目にしただけ)でもけがれるものとして差別されてきた。
しかし、インドの近代化にともない、西欧流の自由平等思想が都市の知識人層に受け入れられ、ごくわずかではあるがカースト的差別を批判する者も現れた。20世紀に入ると、不可触民が政治に参加する道が開かれ、また1935年のインド統治法では不可触民を〈指定カースト〉と呼び保護が加えられた。このように不可触民に対して少しずつ優遇政策が実施されている。しかし、不可触民制は今日においてもなお社会に根深く残っており、その撤廃は現代インドが解決すべき課題の一つとなっている。
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インド国
人口:9億4,512万人
首都:デリー
言語:ヒンディー語(連邦公用語)
人種:インド・アーリア族、スキト・ドルラヴィダ族
宗教:ヒンドゥー教徒(82.7%)、イスラム教徒(11.2%)他
| 略史: |
四大文明の1つ、
インダス文明より歴史が始まる。
ムガール帝国 時代、
イギリス植民地時代を経て現在に至る。
1947年パキスタンと分離独立。
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