Youth-Acty!
11月15日、国士舘大学世田谷キャンパスにて定例会(*1)が開かれました。今月の定例会では、11月23日に予定されている第17回多摩川清掃大作戦(*2)の実施に向けた勉強会、春期プロジェクト(*3)の告知やゲストをお招きしての講演会が行われました。
今回の講演は、株式会社レスキューナウ(※4)の代表取締役でありIVUSAの特別顧問の市川 啓一氏をお招きして開催しました。市川氏の講演はユーモアを交え、学生の関心を引きつける表現が豊かでプロフェッショナルとしての情熱が伝わってくるものでした。
市川氏は「志をもって未来を切り拓く」というテーマを、ご自身のこれまでの人生を振り返る形でお話して下さりました。市川氏は町の自警団を真似た遊びをしていた幼少の頃より「人を救いたい」という想いを持っていましたが、それが志に変わり始めたのは阪神淡路大震災を経験してからのことでした。
おぞましい被災地の様子を流すメディアを前に「被災者のために何かしたい!人を救いたい!」という強い想いが溢れましたが、しかしそれとは裏腹に、実際は被災地に赴くに際して必要な情報が少なく、すぐに行動を取ることができなかったと当時をふり返り、語られました。
この苦い体験をもとに「すぐに被災状況を知ることができるツールが必要」とひらめき、それが現在のレスキューナウ社の設立につながり、さらには安否確認サービスや危険情報配信サービスなどのコンテンツ開発にもつながってきているのです。高い志を維持し続けることができたからこそ、これまでの多くの困難を乗り越えることができたと市川氏は話されていました。ベンチャービジネスを起こした当人だからこその説得力ある言葉でした。
志や夢を実現するときの重要なポイントは自分の強みを知り、それを生かすことであるとも話されていた市川氏ですが、そんな本人の強みは「設計図もなく形も何もない所からものを作り出す」ということだそうです。
その強みは、人が求めているものを的確に見いだし各々のニーズにあったものを作り出す市川氏のクリエイティブな発想や、人と人とを結びつけチームを管理するリーダーシップ能力に繋がってもいます。強みを知り、それを生かす工夫を覚えることが、自己実現をするための一歩なのです。
また、レスキューナウ社が社会にとって必要とされている存在であるという事実に対して、社員、株主、顧客などあらゆるステークホルダーに感謝を忘れず、それぞれに還元しつづけることの重要性をあげられていました。全ての関係者に対して、皆が幸せになれるために今も走り続けている……。これも市川氏のポリシーだそうです。
自身の志で道を切り拓き続けている市川氏のお話は、社会に挑戦しようとしている、またこれから社会に出て行くIVUSAの学生にとって、非常に刺激的なものとなりました。社会における自分自身の生かし方、自己実現の方法など、とても有意義で現実味のある講演でした。普段の学生生活ではなかなか味わうことのできない、プロフェッショナルの声を聞くことができ、学生も自らの初心を思い出すきっかけとなりました。
当日は多くの方々にご来場して頂き、ありがとうございました。次回の定例会にもご期待くださいませ。
*1 定例会 月に一度開かれる、IVUSA会員が集う会合。毎月多くのプログラムが用意される
*2 多摩川清掃大作戦 1993年よりラブリバー多摩川を愛する会との共催として始まり、世田谷区の学生や老人会などを巻き込み、毎年勤労感謝の日に実施している。過去16年間で12776名に上る方々に参加していただいている環境保護とコミュティの活性化を推進するイベント
*3 春プロジェクト 学生の春季長期休暇を利用して行う、IVUSA主催のボランティアプロジェクト
*4 株式会社レスキューナウ 最新の情報技術を駆使して、危機に対する迅速な救援と復旧、復興と予防に貢献することを企業理念に事業を展開している危機管理企業。365日24時間稼働しているレスキューナウ危機管理情報センター(RIC)から、あらゆる危機に関する情報をユーザーに配信し社会に貢献している。2000年にレスキューナウドットネットとして設立し、2006年に合併により現在のレスキューナウに社名変名。