概要
 長江に次ぐ中国第二の大河、黄河。その中心部に黄土高原はある。古くは森が生い茂り多くの生命を育んできた黄土高原は、人々の営みや文明の発達、度重なる戦禍等によって環境破壊が進み、現在緑化率は10%以下にまで低下している。さらに毎年降雨により大量の土壌流失や河川の氾濫を起こし、季節風が朝鮮半島から日本にまで黄砂を運んでいる。
 この状況に対し、中国政府は「母なる川を守る行動」を推進し、中国全土の緑化率の向上と生態環境の保全に努めている。日本政府はこの状況に対し日中緑化交流基金を設立、認定事業に対し助成を行い活動の促進を図っている。今回のプロジェクトはこの「母なる川を守る行動」指定プロジェクトである。
この活動は黄河流域の生態環境と地元住民の生活を守るため、また人類 共通の課題である「環境問題」に対し、日中の学生が共に汗を流し、共に未来ついて考えることを通して、相互の理解を深め友情を育み、日中友好の架け橋となることを目的とする。
リーダーからのメッセージ


 第一次黄土高原緑化プロジェクト。何もかもが手探りで挑んだ一昨年。砂塵舞う中、日中韓の学生達は力を合わせ、時に笑い、時に歌いながら苗と、友情という種を植えてきた。
昨年の第二次黄土高原緑化プロジェクト。私の担当した現場には、一昨年の活動に参加した日本人学生の名前が書かれた帽子を被っている中国人学生がいた。現場監督の女性もやはり一昨年見かけた顔であった。最終日、彼女から日本語で「また会いましょう」と言われたことを忘れることはないだろう。人間のエゴによって荒れ果ててしまった黄土高原に、私たちが植えた友情という種が育ち、花を咲かそうとしているのだ。

 現在、日本と中国の関係は良好とは言えず、両国の間には多くの火種が存在します。
そのことに対して私たち若者ができることは活動を通して関わる人たちの心を動かすこと。そして友情を育むこと。
このかけがえのない地球上で共に生きるもの同士として、共通の課題である環境問題。黄土高原より飛来する黄砂は韓国・日本にまで及んでいます。これに対し、両国の学生が共に汗を流し、共に未来について考えることは、地道かもしれないけど、大切で、そして大きな意味のあることと信じています。
環境問題や、国家間の争いなど地球規模の問題に対して、1人では何もできません。しかし皆の力を合わせることができたなら、それは大きな力となるのではないでしょうか。
ぜひ皆の力を貸してください。ともに、多くの花を咲かせにいきましょう。


                  法政大学4年 嶋根潤一
期間
2006年9月2日(土)〜10日(日)
日程
9月2日 17:00  成田発「MU(中国東方航空)522便」 22:20 西安着
 3日 潼関移動 潼関泊
4〜8日 植林作業(予備日)
 9日 西安観光 西安泊
10日 8:40 西安発「MU521便」16:00 成田着
地域

中華人民共和国 陜西省

渭南市 潼関県 秦東地区

人数

日本人学生70名 中国人学生200名 韓国人学生 未定

参加費
正会員 146,000円
イベント会員 156,000円
新規会員 160,000円 (イベント会員年会費含む)
協力団体
中国青年国際人材交流中心(現地カウンターパート)

現地カウンターパートは、中華全国青年連合会、中国青年国際人材交流中心、実施地域の渭南市青年連合会、共産党青年団潼関県委員会の三者。 渭南市青年連合会と共産党青年団潼関県委員会は数万の会員を有し、現地政府や経済活動など社会的影響力も高く、多くのリーダーを輩出している。 植林緑化活動においても十数年の経験があり、「母なる川を守るプロジェクト」を率先して行っている。
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