Youth-Acty!
お客さんから村民へ
8月29日に関川村に到着した時、 「おかえり!」 という村民の方の温かい挨拶が、私たち151名を迎えてくれました。この挨拶を聞いた時、心温まる4日間が始まる予感がしました。
関川村での活動の中には、村民の方と交流出来る「地域の茶の間ボランティア」「孫の手ボランティア」というものがあります。「地域の茶の間ボランティア」とは関川村の4つの集落にわかれ、高齢者の方とレクリエーションやお話をする活動です。
活動から帰ってくる学生は、特大スイカや大量の枝豆、おにぎりなど村民の方から、たくさんのお土産をもらってきました。そしてこの活動を通して村の方と学生の間で手紙のやり取りが始まったそうです。村民の方の暖かさ、つながりを感じて嬉しくなりました。
そして「孫の手ボランティア」では学生が村民の方の孫となって、草取りや窓拭きを行いました。学生が訪れたあるお宅では「本当に孫が来たみたいだ!」と村民の方が泣いて喜んでくれたそうです。私たちが来た意味を感じられました。
そして8月31日に第21回大したもん蛇まつりが行われ、今回100名近くのIVUSA学生が大蛇パレードに参加しました。村の方々に混じり、本当の蛇のようにうねる大蛇に翻弄されながら大蛇を担ぎ、ゴール地点の村役場を目指しました。担いだ学生は汗だくになりながらも、輝く笑顔をしていました。パレード終了後は参加した学生のほとんどが、「疲れたけど、すごく楽しかった!」と話していました。
100名の学生が大蛇を担がせていただけたことを通し、お客様ではなく村民として、私たちを受け入れてもらえたのだと感じることが出来ました。
笑顔の村に残る影
笑顔の影には、過疎化の問題が厳然として存在しています。村民の方の「IVUSAが来て、村の人口が増えた!」や「今年は〜人減った」という言葉が心に刻まれました。
その問題に対して自分たちには何が出来るのだろう?今年のテーマである「つながり」という言葉が示しているのではないだろうか。今後も村と学生、そして社会を繋げられる活動を続けていきたいと思います。
村のおっちゃんが、最後に言っていました。
「お見送りなんて行かないからな。また会えるんだから。来たらお帰りって迎えてやるよ。また来いよな」
この言葉をくれる温かい村にまた行きたい。「ただいま」と。
八王子支部 拓殖大学3年 斎藤 樹
参加者の感想
3日間の私の役割は歓迎会の準備、お茶の間ボランティア、そして大蛇の連結と担ぎ手でした。お茶の間ボランティアでは蛇喰へ行かせてもらいました。あるおばあちゃんが「自分の孫たちに会えたようだわ」と涙しておっしゃっていたのがすごく記憶に残っています。おばあちゃんたちとはお孫さんのこと、畑の野菜のこと、料理の仕方、旅行の話、毎日の生活などたくさんの話題を話しました。オートバイで毎日ゲートボールに通っている話や、1メートルくらいの瓜がとれる話には驚きました。
そしておばあちゃんたちの食欲の旺盛さに感心しました。だからこんなに元気でさらには歌もうまいんだなと納得しました。
大蛇パレードで大蛇を担いだことも深く印象に残っています。初めはIVUSA同士で担いでいたけれど、移動して人が入れ替わって、関川村の方々と担いでいる時間が大部分でした。私はこのときにテーマである"つながる想い"をすごく感じました。それぞれの集落がつながり82.8メートルの大蛇ができていること、「わっしょい わっしょい」の声がつながりみんなが活気だっていること、休憩時間のおっちゃんたちとのたわいないやりとり、すべてがここにいて良かったと思える時間でした。
関川村では、様々なものを提供していただいたりお貸ししていただいたりで、逆にご迷惑をおかけしたんじゃないかと思います。最後の全体ミーティングでの関川村向上のための意見の出し合いの場はとても良かったです。一人では漠然としすぎていて思い浮かばなかったけれどみんなで話し合うと納得できる考えを出せました。
次回関川村に行くときは今回よりもっと地元の方々にとってプラスになれる存在になりたいです。私たちが関川村の人たちに出迎えられるのではなく、私たちと関川村の人たちが観光客や関川村にやってくる人たちを出迎えたいなあと思いました。関川村の過疎化を解消するためのアイディアを考えることや何かを実行することで、今回感じたつながりを継続させたいと思います。
八王子支部 拓殖大学1年 山本 美子